木製の悪霊

風習で絵を描いて!
娘がはじめて口にした音を
口にした
洗濯物を取り込むように
痙攣しているだけでよかった

おかしなことに
義足を食べて生き延びた
わたしたちが
実話だけで歩いていた頃は
死んでしまった
自分たちを整理するために
ひとの時制を暗記しようとする口が
嗅いでいた足の
においがする 娘の
悲鳴が
眠りにつくのを待っている

テーブル、角が尖った、木製の
悪霊から
足を洗うときがやってきた 頬を
テーブルの上に呼び込んだ
ずっと夜
ここに住んでいたらしい
中身のない会話に煙草を費やしている
便箋は
冬がよく燃えた